「赤い悪魔の旅…」
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ニュース発表時間:2008-10-27 13:38:18
10月22日、埼玉は一瞬の歓喜から、一つの溜息へと変わった…
ACL準決勝、ガンバ大阪(以下ガンバ)戦。
近年のJリーグを盛り上げている2チームとあって、実力は五分。しかし、ガンバには悔しい思いがあった。2006年は、最終節に敗れ3位に後退。翌年のACLを逃した。2007年元旦には、再びACL進出をかけて、天皇杯で浦和レッズ(以下レッズ)と対戦。
またも1点差で赤い悪魔という「壁」の前に涙をのんだ。
あれから2年。
今度は、ACLという舞台で彼等は三度、歴史的対戦をした。
第1戦を1-1と迎えたホームのレッズは0-0でも決勝進出。一見レッズ有利に見えた試合だった。
しかし、レッズは主力3人(都築、細貝、相馬)が出場停止。トゥーリオの怪我も心配される中、キックオフを迎える。
対してガンバは、2トップに最近息が合い始めた、ロニーとルーカス。2列目には二川、遠藤といった攻撃的布陣。また、この日に照準を合わして復帰してきた安田とベストメンバーでこの1戦を迎えることができた。
先制したのは、レッズ。最近調子を上げてきている高原が、一瞬の隙をついてゴールを奪う。ホームのレッズが先制ということもあり、多くのファンがレッズのファイナル進出を期待した。
前半はレッズペースで試合は、ハーフタイムを迎える。
後半開始わずか、ガンバがレッズゴールに襲いかかる。近年のガンバの「形」でもある、遠藤―山口のホットライン。何度も相手を黙らしてきた、コーナーキックで同点に追いつく。そこから、歯車が噛み合わなくなったレッズに引導をわたすべく攻めた。
結果は3-1でガンバ大阪の逆転勝利。初のファイナル進出を許してしまう。
近年のレッズの強さが感じられず、逆にガンバの「形」を見せつけられた赤い悪魔の連覇の旅は、くしくもJのライバルに途中下車されてしまった。
しかし、55000人のサポーターの前で彼等は、来年への雪辱を誓っているはずだ。
勝つものが強いのではない。時に負けて這い上がってくることもまた「勝者」なのではないだろうか…